ゆるいのゆるく難病と生きていくためのあれこれ

27歳独身で難病と診断されました。そして退職。アラサー目前にこれからどう生きていくのか、、難病と診断されてからのあれこれや、もらえるお金のことなどをまとめていきたいと思います。

難病とトンデモ療法

 

こんにちは。ついにオリンピック延期が決定となりましたね。

それだけ世界的に事態が深刻化してるというこ。

なのにのほほんとする日本人。なぜなのか。

 

 

今日は難病と診断されるまでは少しお休みして、あちこち飛び変わっているトンデモ療法についてです。

病気があるところ、弱っているところに彼らはやってきます。

 

 

コロナウイルスに関しても

アロマオイルを飲ませてみたり、コロナに効くというハーブエキスを含んだ液体を出してみたり、、様々な商品が売り出されていますね。

 本当に有効ならみんな使ってるんだよ、気づいて。

 

 

今日お話しするのはMLMで有名なA社についてです。

私の周りにはA社の販売員をやっている知り合いがそれはもうたくさんいます。

なぜなら私の彼がA社のビジネスをしているから。

(あまりゴリゴリな感じではないですが、考え方はゴリゴリ)

そして、私自身も販売員ではないもののA社のプロテインを飲んでおり、自宅には空気清浄機と浄水器があります。(これは彼が購入したもの)

 

 

もともとMLM、特にA社に対して良いイメージはなく、彼氏がA社の製品を買い出した時はかなりどん引きしましたが、色々話を見聞きしている間にまあある程度慣れというか懐柔されたというか、今ではそこまで嫌悪しているわけではありません

 

彼らが大々的に謳っている

「きれいな水、空気、十分な栄養が健康にいい」

という話しは何も間違ってはいなくて、かのナイチンゲールも同様のことを言っているくらいなので、その点は別に良いんじゃないかな、と思っています。

 

また、マルチ商法というビジネスモデルに関しても、別に悪いものだとは思っていません。

 

 

 

まあ好きで製品まみれになっている人たちはいいと思うんです。

A社で高いランクにいる人たちはたしかに健康意識が高く、製品を愛用しています。

まあお金に余裕があって必要性を感じていれば使えばいいし、質が値段に見合っているかどうかは別として、悪いものではないので買いたいと思うものなら買ったらいいと思うんですね。

 

お金がない人はローン地獄になるから絶対やめたほうがいいと思うけど

 

 

ただ自分が良いと思うものを他人にゴリ押しするのは別

 

 

本当に何が嫌ってこれ。

そして、自分たちの製品が絶対と信じて疑わず他のものを貶すところ。

 

ミーティングにくと栄養士や整体師がさも医療者かのように病気と栄養のことを熱く語っています。

サプリメントで癌が治った、アレルギーが治った。

これ薬事法に違反するので録音しないでくださいね〜って言いながら。

 

こういう人たちは詳しい知識もないのにさも自分が正しいかのように、サプリを処方してきます。笑

それでもまだ、有資格ならいいんです。なにが厄介ってそれをミーティングや講演で聞いた一般人がさも知ったように聞いただけの知識をひけらかすこと。

 

 

そういう人たちに会う機会が多かったので、話し自体は面白く聞いて、あとはスルーするスキルをある程度身につけていたのですが先日、たまたま会ったA社販売員とのやりとりで久々にいらっとした話し。

 

 

わたしは薬の副作用で慢性的に下痢をするのですが、時々それがひどくほぼ胃腸炎状態で水のような下痢がつづくことがあります。

そういう時は予定によっては出先での食事を控えたりするのですが、そんな中友人の紹介でA社の会員と会う機会がありました。(というか会ってしまった)

 

お店に入っても飲み食いを避けていたので、なんで食べないの?と聞かれお腹の調子が悪いので食べないようにしていることを伝えると腸内環境が悪いから乳酸菌をとった方がいいと。

めんどくさいなあと思いつつもそのまま製品の紹介を続けられるのも嫌なので、薬の副作用だから、どうしようもないんだよね〜と話すと、どんな薬なのかさらに食いついてくる。

 

副作用が強く出る薬で調整しながら飲んでいることを説明すると、

「そんな危ない薬やめたほうがいいよ〜」と。

 

 

はい???

 

 

なんだ、それじゃあ薬を飲まなくてもいいよう私の病気を治療してくれるのか。

薬を飲まないで症状が悪化した責任をとってくれるのか。

 

詳しく病気のことについて話すのも嫌なので、免疫の病気であることを伝えたのが間違いで、自分の免疫力を上げるには〜と話しが始まる。

そもそも免疫力あがっちゃ困るんだわ。

こっちは薬で免疫力抑えてるんだわ。

 

こういう人が多数いるってわかっちゃいるんだけど、直接自分に向けられるとやはりかなりいらっとするもので。

その場では、まあでも飲まないわけにいかないからね〜と濁して話しをそらせてきた。

  

 

よかれと思って言ってるのかもしれないしきっと本人はいいことをしてあげてるつもりでいるんだと思う。そうやって商品を勧めて買ってもうのが仕事だからね。

 でも善意の押し売りはもはや悪でしかない。

 

 

彼らが大好きな言葉予防医学

 

頼むから売り込む相手を間違えないでほしい。

こちとら原因不明の病気と一生付き合わなきゃならんのに。

 

私の生活が悪かったから病気になったのか?

あれをしたから、これをしなかったから、、病気を抱える人なら多くの人が考えることだと思う。

そしてその親も、自分の子供を健康に産んであげられなかったのは自分のせいかもしれないと自責の念にかられている。

 

もちろん予防できる病気もあるよね、コロナとかインフルエンザみたいに。

 

 

だからこそ売り込む相手、言葉に気をつけて欲しい。

他人の健康につっこんでいくのって結構シビアなんだぞ。

若くて元気だから病気を抱えていないって思い込んではいけない。

 

元気なふりをして病気と闘っている人たちは思っているより多くいるよ。

もっとも、それも自分が病気になるまではあまり実感がなかったことかもしれない。

 

 

そんな話しでした。

 

 

次回はまた私が難病と診断されるまでの続きを書いていきます。